検索条件:京王新線
more京王新線は、東京都新宿区にある新線新宿駅と東京都渋谷区にある笹塚駅を結んでいます。総路線距離は3.6kmで、新線新宿駅・初台駅・幡ヶ谷駅・笹塚駅の計4駅しかない短い路線です。京王線の輸送力強化を目的として、1978年に開業しました。京王新線自体は短いですが、ほとんどの列車が都営地下鉄新宿線直通なので、千葉県市川市にある本八幡駅まで行くことができます。そのため、都営地下鉄新宿線の市ヶ谷駅や神保町駅などへのアクセスも容易です。また、起点である新線新宿駅からは、JR東日本・都営地下鉄の各路線や、東京メトロ丸ノ内線・小田急電鉄へ、終点である笹塚駅からは京王線に乗り換えが可能。都心方面・東京都下方面、どちらへも行きやすい路線といえるでしょう。国土交通省の混雑率データ(2019年)には京王新線のデータがないため、数字として示すことはできませんが、京王線の混雑率は167%(下高井戸駅~明大前駅)で、直通運転を実施している都営地下鉄新宿線が159%(西大島駅~住吉駅)とのことでした。混雑率150%の定義が「広げて楽に新聞を読める」なので、京王新線の混雑具合はそこまで酷くないと予想できます。
京王新線には前述の通り4駅しかなく、それぞれがさほど離れていないため、周辺環境に大きな差はありません。しかしそれでも駅ごとの特色はあるため、1駅ずつ解説していきます。起点である新宿駅は、日本一利用者の多い駅として有名です。アクセス面では抜群の利便性を誇りますが、駅や街中は常に混雑しており、治安もよくありません。家賃も割高なため、アクセス面が最優先というわけではないのなら、あまり住居としておすすめできる環境ではないといえるでしょう。新宿駅の次は、東京都渋谷区にある初台駅です。京王新線しか通らないためあまり混雑していませんが、年々利用者は増加傾向にあります。新宿駅までは、歩いて20分ほど。またバス路線もかなり充実しており、都営バス・京王バス・小田急バスなどが利用できます。新宿駅と1駅しかかわらないものの、初台駅の治安は良好で、ほとんど犯罪が発生していないのも高ポイント。駅東口からは、複合文化施設・東京オペラシティへ徒歩1分でいけるなど、買い物や外食にも非常に便利です。初台駅の次は、幡ヶ谷駅です。幡ヶ谷駅も渋谷区にあり、環境としては初台駅とさほどかわらず、治安も良好。新宿駅から少し離れ、大きなショッピングモールなどがないことから、初台駅よりは家賃相場が低いことが特徴です。商業施設はないものの、商店街やスーパー、飲食店などは充実しているため、生活環境はいいといえます。そして終点の笹塚駅ですが、乗り入れている路線は、京王新線と京王線。京王線の下り列車は八王子市方面に行きますし、明大前で京王井の頭線に乗り換えれば、渋谷駅や吉祥寺駅へのアクセスも容易です。また、初台駅や幡ヶ谷駅と同様犯罪発生件数が少なく、治安がいいエリアとされています。駅周辺にはスーパーやコンビニ、大型の商業施設が充実しているので、幡ヶ谷駅よりは家賃相場が高くなりますが、とても住みやすい環境といえるでしょう。