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小田急線の交通アクセス・利便性
小田急電鉄は、日本にある大手私鉄の1つで、東京都新宿区から神奈川県藤沢市や小田原市など、広いエリアを走っています。3つの路線で構成されており、新宿駅から小田原駅間が小田原線(82.5km)、相模大野駅から片瀬江ノ島駅が江ノ島線(27.4km)、新百合ヶ丘駅から唐木田駅が多摩線(10.6 km)です。合計120.5kmあり、70の駅で構成されています。小田急電鉄は広範囲に広がっているため、都内近郊ならどのエリアにも行きやすいのが特徴です。また、多くの駅が他路線と接続しており、代々木上原駅からは東京メトロ千代田線、登戸駅からはJR南部線、小田急永山駅からは京王相模原線など、あらゆる路線への乗り換えが容易なのが魅力の1つ。小田原線終点の小田原駅から箱根登山線に乗り換えれば、箱根湯本駅や強羅駅などの観光地へ行くこともできます。国土交通省の調査によると、小田急電鉄で一番混雑しているは世田谷代田駅から下北沢駅間で、混雑率は158%(2019年)でした。2016年度の混雑率は190%を超えていましたが、ダイヤ改正を行った結果、徐々に混雑が緩和していったそうです。混雑率150%の定義が「広げて楽に新聞を読める」で、180%が「折りたたむなど無理をすれば新聞を読める」とのことなので、混雑率158%なら通勤通学時の負担も少なそうですね。
小田急線の住みやすさ・地域情報
小田急電鉄は、県をまたいで東西南北に広がっている路線です。各駅の周辺環境は、駅ごとに大きく異なるため、小田原線・多摩線・江ノ島線、それぞれの路線の中から、住みやすさや通勤のしやすさを基準に選んだおすすめの駅をいくつかご紹介します。3路線の中で最長の小田原線。47駅ある中でも特におすすめの駅が、東京都世田谷区にある経堂駅です。大型の商業施設や商店街が充実しており、深夜まで営業しているスーパーも多いため、生活必需品の買い物に困ることはありません。電車は小田急電鉄しか乗り入れていませんが、新宿までは急行を使えば14分程度という好立地。さらに治安もいいエリアなので、一人暮らしでも安心です。神奈川県川崎市にある登戸駅や新百合ヶ丘駅は、小田原線沿線の中でもファミリー層に人気の駅として知られています。どちらも自然豊で、閑静な住宅街が広がっており、治安も良好。また、2駅とも快速急行が停車する駅なので、神奈川県にありながら新宿方面へのアクセスも抜群です。7駅ある多摩線の中でおすすめなのは、東京都多摩市にある唐木田駅です。唐木田駅は終点のため、座って通勤することができるのが大きな魅力。新百合ヶ丘駅で乗り換えが必要な電車が多いものの、平日の朝3本出ている通勤急行に乗れば、乗り換えせず新宿まで40分強で行くことができます。また、隣駅の小田急多摩センター駅も、同駅始発の通勤急行が平日の朝に6本走っているため、こちらも非常に便利です。16駅ある江ノ島線の中でおすすめなのは、神奈川県藤沢市にある藤沢駅です。こちらには小田急電鉄の他、JR東海道線と江ノ島電鉄が乗り入れているため、神奈川県内への通勤通学にとても便利。新宿駅からはかなり離れますが、平日休日ともに藤沢駅始発の快速急行が多く、1時間ほどかかるものの、都心まで座って行くことが可能です。また、湘南エリアのターミナル駅として栄えているため、周辺にはさまざまな商業施設や観光地があり、年間を通して賑わいをみせています。都心に近い駅も便利ですが、座って通勤できるのも魅力的です。住環境に対して何を求めているのか、ご自身の中で優先順位をつけてみると、住みたいエリアが定まってくることでしょう。